■開催報告
日本損害保険協会北海道支部と北海道損害保険代理業協会は、北海道における地震保険付帯率向上を目的として、2026年2月20日に合同オンラインセミナーを開催しました。

本セミナーでは、東日本大震災を実際に経験した福島県損害保険代理業協会所属代理店を講師に迎え、被災地での実務対応や加入促進の実例についてご講演いただきました。



■開催概要
・日時: 2026年2月20日(金)15時00分〜
・形式: Web開催
・対象: 北海道内代理店
・参加人数: 20名
・共催: 日本損害保険協会北海道支部/北海道損害保険代理業協会
・目的: 地震保険付帯率向上と説明力強化
■開催背景

北海道の地震保険付帯率は全国的に見ても低水準に位置しており、将来想定される大規模地震への備えとして加入促進は重要な課題となっています。



保険代理店は、災害発生後の支援のみならず、発生前の備えを促す専門家としての役割を担っています。本セミナーは、その説明力向上および防災意識醸成を目的として実施しました。

本企画は、業界団体と代理店団体が連携して地域防災力向上を目指す共同取り組みとして実施されたものです。
■講演内容(要旨)

酒井講師からは震災被災地域での実体験をもとに、次のような実務的示唆が共有されました。
・震災直後の契約者対応の実例
・加入有無による生活再建スピードの差
・保険金支払いの実務ポイント
など、現場経験に基づく具体的な事例が共有されました。
被災現場での経験に基づく内容は説得力が高く、参加者にとって非常に実践的な学びの機会となりました。また、震災時に備えた具体的準備(履物の工夫や写真撮影の重要性など)についても触れられ、実践的かつ即行動につながる内容となりました。
■印象的な講師コメント
「震災後、最も多かった言葉は“入っておけばよかった”でした。」

「被災後、まずは避難する事で精一杯。後で戻れば良いや、と考えるがその後すぐに戻れるとは限らない、着の身着のまま避難する。財布も無い。ただ避難後やはり1番大事なものはお金、生活を再建するためにはお金が必要」

現場を経験した代理店だからこそ語れる言葉として、多くの参加者に強い印象を残しました。
■セミナー実施による成果
本セミナーを通じて、参加者からは次のような具体的な行動変化につながる声が寄せられました。
・地震発生時には必ず写真撮影を行うよう顧客へ伝えていきたい
・地震保険加入時の説明方法を見直したい
・防災備品の具体的提案を顧客へ行っていきたい
これらの声から、単なる知識習得にとどまらず、実務改善および提案力向上への意識変化が確認されました。
■参加者の声(抜粋)
・被災地での実体験に基づく講演は非常に説得力があった
・これまで経験のなかった地震保険請求対応の勘所を学ぶことができた
・震災時の現実的な備えについて理解が深まった

■社会貢献活動としての意義
本取り組みは、業界団体と代理店団体が連携して実施した社会貢献活動であり、地域社会の防災意識向上を目的とした共同プロジェクトです。
保険代理店は災害発生後の支援だけでなく、発生前に備えを促す専門家として重要な役割を担っています。

【SDGsへの取り組み】
本取り組みは、地震保険の理解促進および防災意識向上を目的とした活動であり、持続可能な地域社会の実現に資するものです。
特に本セミナーは次のSDGs目標の達成に寄与しています。
・目標11:住み続けられるまちづくりを
災害への備え促進(地震保険普及)
・目標13:気候変動に具体的な対策を
災害リスク啓発(防災教育)
・目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
団体連携(共催開催)



本活動はSDGsの理念に基づき実施しています。
■今後の展望
両団体では、今後も地震保険の理解促進および提案力向上を目的とした取り組みを継続し、地域社会の安心・安全の実現に貢献してまいります。





